2017年9月3日日曜日

8月のHeavy Rotation

やっと涼しくなり私にとっては地獄である夏が終わりました。
じゃあDTM効率が上がるね!と思いきや、そういう訳でもないのが私のしょうもないところであります。
最近はどちらかというとMIX作業の方が楽しいかなーと思ったりしているので、イマイチ弾くモチベが上がってこないのも要因なんじゃないかと。

まぁ普段通り適当にね。

では8月のへヴぃろて。
いつになく長くなってしまったので流し読み推奨。






先月聴いていた作品が尽くSpotifyに存在しないので、感想のみの作品もありますがご了承を。


Rageの新作、Seasons of the BlackとGhosts.
新作は前作に引き続きBlack in Mind的な作風ですが、前作よりはイイ感じに新体制のまとまりが出てきたかなという感想です。
ただ正直なところ前半はイマイチな流れでして、4曲目のTime Will TellがいかにもPeavyらしい曲で、さあこっから……と思いきや、続くSeptic Biteで又盛り下がるという、そこはBlack in Mindを踏襲しなくても、と思う様なところも。
対して後半4曲の"The Tragedy Of Man"と題した組曲は、Peavyのセンス全力で全てが素晴らしい曲でした。
まぁ言ってしまえばTrackの2と5を外して40分ちょいの方が聴きやすかったんじゃないかなと思います。

ボーカルに関しては前作同様、ガナリ系ばかりになっており、今回も歌メロが弱い点は非常に残念です。
Peavyはそこそこの年齢と言えどまだまだいけると思うんですが。

Avenger時代の再録Verは期待通り全曲さらにカッコよくなっていました。
あとは個人的にプロデューサーはCharlie Bauerfeindの方がよかったなぁと……


さてGhosts.
Peavyを残し全員が脱退するという暗黒期を経てリリースされた作品です、99年。
脱退の経緯はめんどくさいんで省略。
窮地に立たされたPeavyはVictor先生と出会いGhostsをリリース、その後最も長い間在籍したギタリストになりました。

この作品はメタル色が非常に薄く、ファンであっても受け入れがたいという方は多いかと思われます。
オーケストラに傾倒していた時期だけあって全曲オーケストレーション、全体的にまったりした作品になっています。

曲自体は決して悪くはなく、寧ろPeavy節が堪能できる1枚です。
と言っておきながら決してオススメはしませんが。
つーか何回Peavyいうとるん。


Blues Saracenoって書いてあるけど、聴いてたのはRebel Galaxy.
Rebel Galaxyというゲームがありまして。
まぁゲームの内容はトレーラーの方で。

このゲームのBGMが全体的に西部劇なんです。
簡単に言えばカウボーイビバップです、まぁ分かりやすい!
ブルースロックいいなぁーと。サウンド的にはストーナーの方が近いかなと思いますが。
Fallout:NVもカントリーなBGMがすごい好きでした。Marty RobbinsのBig Ironは最高。


Blind GuardianのNightfall In Middle-Earth.
ブラガは基本的にSpotifyに無いみたいです。
現在のブラガの方向性を決定付けた作品、98年リリース。
タイトルから分かる通り指輪物語を題材にしたコンセプトアルバム。正確にはシルマリルの物語の途中まで。

24曲というトラック数に驚きますが、実際はその半分が語りで構成されているので、実質曲は半分程です。
この"語り"が相当な曲者で、いちいち曲間に挟んでくるので純粋に音楽として楽しもうとしている場合、確実に興が削がれます。
そのせいもありイマイチな評価が多い気がしますが、なんて事はない、無理せず語り部分を取っ払ってしまえばいいんです。

代表曲のMirror Mirrorばかりが注目されますが、良曲が沢山揃っているのに評価されないのはもったいないところです。
まぁそれでもやっぱり、本作においてMirror Mirrorは強烈な一撃ではあるんですが。

ブラガはこの作品から自前のスタジオを立ち上げ、Charlie Bauerfeindと共に制作しています。
サウンドもやたらとゴリゴリしておらず、やっぱりCharlieさんはオーケストラ弄らせたらいい仕事するなぁ、と。
元々そっち側の人なのでそりゃ上手いよねっていう。

カットされて残念なMirror MirrorのMV.


In MourningのThe Weight Of Oceans.
同郷スウェーデン出身のOpethフォロワー的なバンドでしたが、この作品はその呪縛から完全に脱却しています。
1曲目のColossusがヘヴィでもあり美しくもあり、あまりに完璧すぎてColossus以外聴けない病に陥るくらいのクオリティです。
他の曲のクオリティが劣っているという事はないんですが、終始暗いムードが全体を覆い、かつ殆どの曲が長尺なので、聴いていると疲れてくるのが唯一の欠点かと思います。
前半4曲で見れば間違いなくバケモン作品です。
"Great Old One"なヴィジュアルのジャケットもカッコいい。

フィルインがイカすA Vow To Conquer The Ocean.


とりあえずこのしょーもないコンテンツも1年経ちましたが、今後続けるかどうかはわかりません。
多分今後もネタがないので続く気がしないでもないです。